2010/10/15

幸せになれそうな手摺

先週末、行こう行こうと思ってなかなか行かずにいたアアルトの自邸を見学してきました。ヘルシンキ市内の住宅街に建っています。


Home of Alvar Aalto, 1935-1936



昼過ぎに行ったのですが、見学者は自分一人でした。じっくり堪能できてよかったです。


見所はいろいろとあったのですが、中でも階段の木製の手すりがえらく気に入りました!


この手すり、見た目の期待を裏切らずとても柔らかな触り心地をしています。
手すりを支える部材もとても愛らしい形。長年使い込まれた風合いを醸し出しています。



白い壁に、すっと伸びるたたずまいもとてもきれい。



とてもいい。こんな手すりが家にあったら、毎日階段を上るのが楽しくなりそうです。

毎日通る階段だからこそ、上り下りするたびにうきうきする、それが何十年と積み重なったら人生何倍も楽しくなるだろうなぁ、と思います。
それはさすがに言い過ぎかもしれませんが(笑)。普段手摺なんてあんまり意識しないだろうけど、無意識のうちに心を豊かにするであろう手すり。案外住宅のこういう細かい部分が、目立たないけどしっかり住む人を幸せにしているのかなーと最近思っています。



手すりの絵葉書が売っていたので、買ってベッドの横の壁に貼った。
どこか行くたびにこうして絵葉書を買って壁に貼っていく。帰る頃、どんな壁になってるかな。

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